包まれる感覚――低域音響と湿度体験の知覚論

音は、耳ではなく「身体」で聴くものだった――。
湿度は、皮膚と呼吸を媒介に、知覚のあり方を変容させる――。

本書『包まれる感覚――低域音響と湿度体験の知覚論』は、目に見えない「包まれる」という感覚を手がかりとして、
現代人の感覚と環境、身体と空間の関係を再考する哲学的エッセイである。

著者 : 石田 湧

PHOTRANS サンセバスチャン

トラベルガイドシリーズ

旅するフォトマガジンPhotripのガイドシリーズ第一段として取り上げた場所はスペイン、サンセバスチャン。
サンセバスチャンと聞くと誰しもが口を揃えていうキーワードが「美食の街」です。ですが、実際にサンセバスチャンへ訪れてみると、そこは「美食の街」と一言では片付けられないほどの魅力が詰まった街であることに気付かされます。そんなサンセバスチャンの数ある魅力を満喫し、一生忘れられない旅の思い出を作ってみませんか。

著者 : 鈴木 佑一朗

PHOTRANS Vol,1

〜京都の風情と伝統への旅〜

旅するフォトマガジン「PHOTRANS」シリーズ 第1弾
京都――山、寺、神社、そして小路へ。京都という街には、何度訪れても新しい風景があります。
それは、決して目新しさではなく、時間の層が幾重にも重なった静かな深み。
山の稜線、苔むす石段、人気のない朝の小径――そんな風景が、ふと心に触れてくる瞬間があります。
本書では、京都の山、寺、神社、小路をテーマに、79点の写真を厳選して収録しました。
ひとつひとつの写真に、足を止め、息をのんだ記憶があります。
ページをめくるたびに、あなたもまた、記憶のどこかにある風景と出会えるかもしれません。

著者:鈴木 佑一朗

PHOTRANS Vol,2

〜ホーチミンから砂丘と海の町ムイネーへ〜

旅するフォトマガジン「PHOTRANS」シリーズ 第2弾。ベトナム特集:ホーチミンから砂丘と海の町ムイネーへ。
ベトナムを訪れたとき、まず圧倒されるのはホーチミンの喧騒です。バイクのクラクション、屋台の熱気、カフェに流れる甘い香り――この街はいつも何かが動いている。

そんな都市のざわめきの中を歩きながら、ふと足を延ばしてみたくなるのが、ムイネーという小さな港町。そこには、砂丘が広がり、静かな海がただ寄せては返す、まるで時間がゆっくり流れる別世界があります。

本書では、ホーチミンの街角からムイネーに至るまでの旅の記憶を、106点の写真とともに収めました。
ざわめきから静けさへ――ページをめくるごとに、あなたもその旅路を追体験していただけたらと思います。

著者:鈴木 佑一朗

TOKYO THROUGH A SUMMICRON 50mm

~ ライカレンズから見る東京の風景 ~

多くの写真家に愛され、数々の歴史的瞬間を捉えてきたライカ社製レンズ、ズミクロン。
その小さなガラスの奥には、時代を超えて人々の心をとらえてきた繊細な描写力と、写真という行為への深い信頼が宿っています。
私もまた、このカメラ史に残る名作レンズを手に、東京の街へと足を運びました。

喧騒のなかにふと垣間見える静けさ、曇り空ににじむ午後の光、無数の記憶が行き交う交差点――
ズミクロンを通して覗く東京は、どこか懐かしく、それでいて新鮮な表情を見せてくれました。この本では、そんな旅の断片を、写真にそっと刻みつけています。
ズミクロンを通して見る東京の世界へ一緒に旅してみませんか?

著者 : 鈴木 佑一朗